東京は雪だった? | 虫食い林檎と車のある風景

東京は雪だった?

天皇誕生日だった本日。
朝のニュースではいつもの話題の経済とリストラのニュース・・・
そして雪が降らず、営業できないスキー場のニュース。
一方でそこから20~30Kmはなれた場所では営業してる様子。
スキー場もこの3連休で集客を狙っていたはずなのに。
不況の波は天気をも裏切らせる様だ。
夏のゲリラ雨ではないが、雪もゲリラ的な降り方なのだろうか。

先週、毎月の親父の月命日の墓参りに行き損なった。
家族全員で風邪をたらい回し状態だった。
そこで本日、天気も晴れて墓参りと相成った。

午前中に買い出しをし、その足で東京の奥多摩にある墓に向かう。
道中、セレナにガソリンを入れる。看板はレギュラー101円。
 虫食い林檎と車のある風景-エネオス看板101
もちろん割引のあるエネオスカードで満タン入れる。価格は・・・

 虫食い林檎と車のある風景-エネオスメータ97 

なんか、十年ぶりぐらいに見た気がする。
リットル数の数字より、金額の数字が小さい。
軽油と同じ値段のガソリンって(笑)

途中、いつものコンビニでビール買う。
親父が生前、奥多摩へ釣りに行くとき、必ずココでビールを買っていた。
ふと思う。
コンビニやスーパー、パンや飲み物の値段が下がっていないのは何故か?
円高で素材や原料は安く変えるはずだ。
値段が著しく下がっているのはガソリンと灯油だけ。高い時の半額。

墓へは1時間ほどで到着する。
低い山の頂上付近にある公園墓地の一画。
急な坂道を一気に駆け上がる。
日のあたる場所でも、アスファルトが濡れた様に黒い。
塩化カルシウムが蒔かれた道を走ると、冬だという実感がある。
昼過ぎになってしまったか、薬のせいか、凍結は皆無。
奥多摩は植林された杉が多く、この時期でも山は深い緑だ。

墓に辿り着き、周りの山々を見渡すと、ここでは初めて見る光景。

 虫食い林檎と車のある風景-奥多摩雪1 虫食い林檎と車のある風景-奥多摩雪2
        せひ、クリックして大きな写真で見て頂きたい

昨夜、雨だった天気は、いたずらで雪も降らせたらしい。
周りの山は、決して高い山ではないのに、
ひとつ先の山は、雪が降って白く化粧をしている。
その雪から、雲が立ち上り、風に流れて行く・・・・
時間と共に、その白は、見る間に山の色へと戻って行く。

ここに居る親父さんは、こんな景色を見れるんだな。
うらやましい(笑)

墓参りもそこそこに、自然のいたずらに目をやらずに居られなかった。
今年最後の墓参りなのに・・・
ごめんね。親父。

東京も残念ながらホワトクリスマスではなさそうな予報。
でもまだあきらめない。
狂い始めた地球のいたずら。
いたずらだけに、ゲリラ雪を東京にも、スキー場にも、
きっと降らせてくれるかもしれない。