情報求む! | 虫食い林檎と車のある風景

情報求む!

年の瀬も押し迫って、どこもかしこも掃除で大忙し。
オイラの実家もやはり掃除をした様だ。
実家といっても、数キロ程度しか離れていない。
今でも、ちょいと遊びに寄る事もしばしば。
そんなおり、懐かしい物が出てきたから持って行けと・・・

見れば、東京ディズニーランドの古い包みだった。
ビニール製でシワクチャになっている。
ん~?
東京ディズニーランドには、ほとんどいった事がない。
最初、誰かからもらったお土産かと思ったが。

その中に入っていたのが・・・これ。
虫食い林檎と車のある風景 コレ何だと思われます?

思い出した・・・
昔々、1992年(平成4年)たしか9月の末、オイラは東京ディズニーランドに居た。
テレビ局のクイズ番組の出題のビデオ撮りだったが、早々にそのロケは終了。
その後、新しいアトラクションのビデオ取材の名を借り、
通常の時間より早く閉園した東京ディズニーランドに入り込む。
一般客が居なくなってからのイベントだ。
ディズニーランドのコーディネータさんに名刺を渡し挨拶、
取材スタッフの名札を渡され、暗くガランとした園内の奥へと案内される。
新しいアトラクションの名は、スプラッシュマウンテン・・・

当日オイラは何も聞かされておらず、只ただ言われる様に撮影していた訳だが、
昼過ぎから園内をフラフラ歩くだけでテープはほとんど回っていなかった。
プレオープンの日に東京ディズニーランドでロケというのは
今思えば、ディレクターの計画だったかもしれない。

スプラッシュマウンテンの目の前に陣取り、三脚を据えカメラを載せる。
見渡すと報道のカメラマン、記者達がざわめきながら同じ様に準備をしている。
200人程度だっただろうか。暗い中で奥の方まで見えない。
ざわめきの他に、薄暗い中でスプラッシュマウンテンが
誰も乗せずに水しぶきをあげている。

園内のスピーカーからアナウンスが流れた。同時にカメラの電源を入れる。
「なんとか記念・・・スプラッシュ・・・」場所的な物か、よく聞き取れない。
ボン!と爆発音がしたと同時に、目の前に花火が上がる。
報道陣の歓声と同時に、スプラッシュマウンテンがライトアップされる。
闇の中から浮かび上がる山の上で、花火は続けざまにキラキラと輝く。
ディズニー映画のオープニングの様・・・
凝った演出だ・・・そう思いながらカメラのファインダーを覗いていた。
誰も乗っていなかったスプラッシュマウンテンには、お偉いさんだろうか、
スーツの人含めて、何人も乗っている。
やがて、園内の灯りがついて、プレオープンイベント終了。

機材等を片付けていると、コーディネータさんが
「明日、お仕事早くなかったら乗ってみませんか」の言葉。
物書きの記者さんなら、乗ってその感想を書けば宣伝になるだろう。
オイラ(達)はビデオクルー・・・乗らせてもらっても宣伝にはならない。
それに大事なカメラや機材を放っておけない。

「カメラや機材があるから、ここを離れられません」と断ると
「それは私が見ていますから・・・」
報道に対して、なんと心ある対応だろうか・・・
感動すら覚えた。

今は解らないが、当時は取材で東京ディズニーランドを訪れると
園内で販売されている飲み物やチュロス?が全て無料だった。
その上、オープン前のスプラッシュマウンテンに乗れるとは。
もちろんお言葉に甘え、プレオープンだけに並ぶ事も無く、
3回も乗った。(笑)
次の日、ニュースでスプラッシュマウンテンの事を放映していたが、
順番待ちの行列が、4時間待ちだった・・・

駐車場に機材を抱えて戻る道中、コーディネータさんは、
重いバッテリーが入ったケースを持ってくれ、
更に、機材車に荷物を積み込み終わると、
「お土産です」
ビニール袋を各人分手渡してくれた。
「ええ?お土産まで・・・」他の施設と格が違う。そう思った。

今でも東京ディズニーランドは人気だし、
いくつものガイドブックが書店やコンビニに並んでいる。
それはコマーシャルを大事にしている事に他ならない。
国が作った、潰れそうなレジャー施設も真似てもらいたい所だ。

さてさて、
冒頭の「東京ディズニーランドの古い包み」だが、
お分かりの通り、この時もらったお土産であった。
中身は写真の円盤と、雨具のカッパ、お菓子だった。
お菓子は帰りの車中で食べてしまった。
スプラッシュ・・・だけにカッパだったのだろう。
青地にSplash Mountainのロゴが大きく入った立派な物だった。
裏返すと黄色で同柄。リバーシブル。
カッパは仕事で多用してボロボロ。のちに処分。
手元に残っているのが・・・・この円盤だ。

チャックが周りに付いており、開くと・・・

虫食い林檎と車のある風景-スプラッシュ鞄 こうなる・・・

スプラッシュマウンテンを象ったバッグ。
もう使わないし、オークションででも売ってしまおうかと。
ほぼ、未使用だし。案外、プレミアがついていたりして・・・3万円とか!
調べてみたが、インターネット検索でも、出てこない。
プレス専用のお土産だったのか、販売していたのかも不明。

お持ちの方、見かけた方・・・広く情報求む!



東京ディズニーランド パーフェクトガイドブック

¥1,000
Amazon.co.jp

ディズニーランドはなぜお客様の心をつかんで離さないのか/芳中 晃

¥1,365
Amazon.co.jp

東京ディズニーランド&シー裏技ハンディガイド〈2008年版〉

¥1,050
Amazon.co.jp